1. 「秘密の館」
2. 「山の中の郵便受け」
3. 「殺し屋ですのよ」

秘密の館

あらすじ

ある町の森の中に明治時代に建てられた古い洋館があった。この館に代々暮らしてきた豊島家の当主一家四人が、一年前全員何者かに惨殺され、以来ここには幽霊が出るという噂が広まっていた。ある夜、好奇心旺盛な高校生、浩と幸一そして温子の３人組が肝試しのつもりでこの館にやってくる。

懐中電灯片手に屋敷を探検する３人に次々と不思議な出来事が襲いかかる。突然扉が閉まり閉じこめられた上に、血まみれの幽霊が現れたり、床から伸びた手に足首をつかまれたり…。

さらにまず浩が消え、次には幸一が！　３人の運命はいかに！　やっとの思いで外に出ると、入館料を取られた。一年前、唯一生き残ったこの家の執事が館を守るために、幽霊となった家族４人と協力してやっていたことだった！

http://www.ntv.co.jp/storyland/archives/014/a.html

キャスト・スタッフ

絵コンテ	小田仁
演出	佐々木皓一
キャラクター	梶浦紳一郎
作画監督	奥山憲史
美術監督	湖山真奈美
音響監督	大熊昭
効果	庄司雅弘
調整	大城久典
制作	東京ムービー
制作協力	ＳＳＣ
声の出演	ナレーション 中田浩二 浩 桜井敏治 幸一 三木真一郎 温子 山崎和佳奈 主人 徳丸完 執事 大木民夫 奥さん 佐々木ルン 子供男 佐々間レイ 子供女 川田妙子

山の中の郵便受け

あらすじ

舞台は山間ののどかな村。この村の郵便局に勤めている局長兼配達員の政夫には、最近ちょっと気がかりなことがある。それは村の外れに住むおイネばあさんのこと。１月ほど前、一緒に暮らしていた息子がおイネさんと大ケンカしたあげくに、嫁と孫を連れて家を出て町で暮らし始めたのだ。

いつも強がりばかり言うガンコ者のおイネさんだが、本音はきっと寂しいはず。何とかしてあげたいのだが。そしてもう１つ気になることがある。峠に続く道に一匹のタヌキが現れ、まるで郵便を待っているかのように、いつも政夫を見つめているのだ。ある日政夫は冗談のつもりでタヌキに話しかけた。

「郵便を待っていても、郵便受けがなければ配達できないよ」すると不思議なことに、翌朝タヌキはどこからか赤い箱を持って来て山の中に置いていたのだ。そしてタヌキはクレヨンを欲しがっていた。政夫と友子はクレヨンをタヌキのポストに入れてあげる。タヌキはそのクレヨンでおイネばあさんに孫の代わりに手紙を書き、仲直りのきっかけをつくったのだった。

http://www.ntv.co.jp/storyland/archives/014/b.html

キャスト・スタッフ

絵コンテ	阿部司
演出	阿部司
キャラクター	君塚勝教
作画監督	鷲田敏弥
美術監督	曽我元
音響監督	早瀬博雪
効果	松田昭彦
調整	佐藤千明
制作	日本アニメーション
制作協力	サテライト
声の出演	政夫 平田広明 友子 鶴ひろみ イネ 巴菁子 イネの息子 西脇保 政夫の息子 こおろぎさとみ ナレーション 秋元千賀子 裕太 天神有海

殺し屋ですのよ

あらすじ

日本一のディスカウントストア『利根川屋』の社長秘書利根川もりおは私生活の上でも義理の父親である社長にいつも怒鳴りつけられバカもの扱いされている。いくらムコ養子で秘書とは言え、時には殺意さえ覚えるほどの酷さである。そんなある日、もりおの前に「殺し屋」と名乗る謎の女が現れ、「社長を殺してあげようか」と持ちかけ、自分を信用させるために「近々ある男を殺す」と予言する。

そして女の予言どおり次々と人が死んでいくではないか。いったいどういう方法で？　最初は信じなかったもりおだが、恐ろしく思いつつも女の言っていることを信用するようになり、社長殺害を依頼する。しかし、その後社長が自分の事を思って厳しくしていたことを知り、殺害の依頼をキャンセルしようとするのだがもう遅かった。社長は死んでしまう。

しかし、この女は実は殺し屋ではなかった。実はこの女は看護婦で、余命まもない患者に恨みをもっている人に近づき殺しを依頼させて成功報酬をもらうことを商売にしているのだった。

http://www.ntv.co.jp/storyland/archives/014/c.html

キャスト・スタッフ

絵コンテ	福島一三
演出	福島一三
キャラクター	熊谷哲矢
作画監督	宇田川一彦
美術監督	本田修
音響監督	早瀬博雪
効果	松田昭彦
調整	佐藤千明
制作	日本アニメーション
制作協力	シナジージャパン
声の出演	もりお 新田三士郎 源五郎 青森伸 女 唐沢潤 花子 栗田ひづる 勝男 小谷伸子 キャスター 今村直樹 店員 西原Ｋ太 運転手 上別府仁資 ナレーション 中田譲治